2021年03月27日

杉浦日向子『百日紅(下)』

ちくま文庫(1996/12/5)
2015/4/10 第18刷
新刊

面白い、素晴らしい物語満載でした^^

堪能しました、ありがとうございます^^。

この本の中に『因果娘』という話があって、非常に面白い、考えるところも多い話なのですが、これを読んでいるうちに別枠で一つ思い当たることがあって、…、今回はそれについて書こうと思います。

そこでですねー、ちょっと申し訳ないんですが今回も前回に続いて、ネガティブな悪口的な話を展開します。

この国に西尾維新という小説家がいますよね。そしてこの人の場合も夢枕獏氏と同じように、以前もこれからも、私は全くその小説を読む気はないんですが、ただ、以前少しだけ、その創作物に触れたことがあります。

一つは化物語というのがアニメ化されたときに、その第一話を深夜アニメでおそらくリアルタイムで見ました。

もう一つはこれはすでに小説としてあったものを原作にしたのだと思うのですが、とにかくこの人原作と銘打たれている漫画作品を一本か2本、漫画雑誌上で読みましたね。これはなんか若い女が探偵やってる話で、記憶喪失がどうのと言いながら、腰ぎんちゃくのような男とやり取りしてる話…。

そしてズバリ結論を書きますと、どっちもあり得ない程糞馬鹿馬鹿しい話だな、と、思いました。

化物語アニメ第一話は、なんだったっけ、戦場ヶ原なんちゃらという毎日いらいらしながら、定規やコンパスを振り回して凶器にしているキチガイ女が、なんか偉そーなインチキスピリチュアルカウンセラーに体重がないとかいう馬鹿悩みを解決してもらう話だよね…。

しかしこの話自体は何もない傲慢馬鹿のインチキ話だけど、話の流れとしては、杉浦氏の『因果娘』に割と似ている。要するにこのコンパスを振り回して世の弱者がいかに愚か者かを得意になってしゃべっているうんこ女が、杉浦氏が描く因果娘にとりあえず形だけはあたる、という事になるよね。

一つのものの良さを強調するために、ひとつの悪いものを出して、片方の良さと悪さを引き立たせる、という議論はあまりよくないものだけど、この事に関してはやはり、私自身は、杉浦氏の物語は素晴らしいし、西尾維新の物語は傲慢馬鹿のインチキ話、に見えるな。

とにかくこの世の中、インチキな創作物が、世の頭のおかしい多数派のインチキ読者に大量に売れて、インチキ業界がそこそこ成立しているようだけど、まあ別に今始まったことじゃあないし、その様子を見てイライラして嫌な思いをすることも多いけど、まあ改善する見込みはないから、永遠にそうやって腐った奴同士、狂ったおしゃべり続けていろよ、なんて思うな。
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2021年03月22日

杉浦日向子『百日紅(上)』

ちくま文庫(1996/12/5)
2015/4/10 第19刷
新刊

この本の中の、「鬼」という話、北斎の娘のお栄さんが描いた地獄絵の話なんだけど、昔漫画サンデーでリアルタイムで読んで、非常に印象深く、心に残っていて、生活の端々、折につけてこの話をよく思い出していた。

だからこの話も含めてこのシリーズ、まとめて全部ちゃんと読んで見ようと手に入れたわけです、上下 2巻の文庫版ですね…。

そして上巻のみ読み終えた今、もちろん印象的な物語は前述のもの以外にも多々あったんですが、今回はちょっと少し、本題からずれて、この文庫本のあとがきを書いている夢枕獏氏について少し書いておきたい。

このあとちょっとネガティブな、悪口的な話になりますが、そもそも基本的に悪口とはよくないものだという意識はあるんですが、ほんとうによくない悪口は、主に権威と集団を背景にした、暴力的な、人間を殺すための悪口で、逆に権威と集団の暴力に抗うための悪口は、発言の仕方、表現の仕方によっては、許容されるのではないか、と、よく思っています。

えーと、私自身は夢枕獏氏という人物には、ほとんど全く興味がなくて、その小説は過去もこれからもほとんど読むことはないと思っています。

ただ昔たまたま手にした SFマガジンで氏の短編が載っていたのを読んだことがあります。

感想としては、すごく面白かったですよ。さすが評価の高い著名作家だけのことはある、すごく面白い小説だ、と、当時思いましたね。ただその内容は今となってはほとんど覚えてないんですよ。ただ、すごく面白いという感想を持ったことだけは、よく覚えている…。

あ、あと確か、宮崎駿氏との対談記事も読んだことがある…。確かそこで夢枕氏は、法蔵菩薩の話をアニメーションにしたらどうか?なんて語っていた記憶があるんだけど…、でもあくまでも記憶、事実とは違うかもしれない…。

そこでですね、今回はこの本での氏の記述について少し書いておきたいんですよ…。

このシリースの題名、百日紅について、杉浦日向子氏本人の記述は、なんとなく理解できるんだけど、夢枕氏の解説の記述はどうかなー

確信犯なんて書いてるけど、何を確信してるんだろ?

手塚治虫とか天野喜孝とかモーツァルトとか葛飾北斎とか、この連中を特別扱いして、馬鹿みたく褒めそやすことにそんな意味なんてあるかな?

天才とか、才能の奔出とか、その手のもっともらしい馬鹿げた言い草を好む人間って、ほんとうに多いけど、こんなのって結局、絵画とか物語とか、あるいは音楽とか、かなりいい加減な生産活動を商売として成立させるために、関係者や業界人たちが発明して流通させている、インチキな幻想、幻だと思うけど。

ほんとうにバカみたいに凄い、神様みたいに価値のある創作物なんて、世の中にないんじゃあない?

夢枕獏という人物の創作の糧、原動力が、この手のインチキな業界人の自己満足で構成される幻想なら、やっぱりつまらない人だったんだなーなんて思うね。

まあ実際のところはどうなのかはよくわからないけど…。

どっちにしろ夢枕氏の創作物に食指が動くことは今後もないとは思うんだけど…
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2021年03月20日

宮崎夏次系『あなたはブンちゃんの恋1』

講談社(2020/11/20)
新刊

……面白い……

今回もとんでもない物語ぶっ込んで来ましたねー宮崎サン…

やはりこの作者、最近の漫画描きの中では最先端行ってると思う…

とはいっても、そんなにあれこれ沢山漫画読んでいる訳ではないんですが…。
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