2015/4/10 第18刷
新刊
面白い、素晴らしい物語満載でした^^
堪能しました、ありがとうございます^^。
この本の中に『因果娘』という話があって、非常に面白い、考えるところも多い話なのですが、これを読んでいるうちに別枠で一つ思い当たることがあって、…、今回はそれについて書こうと思います。
そこでですねー、ちょっと申し訳ないんですが今回も前回に続いて、ネガティブな悪口的な話を展開します。
この国に西尾維新という小説家がいますよね。そしてこの人の場合も夢枕獏氏と同じように、以前もこれからも、私は全くその小説を読む気はないんですが、ただ、以前少しだけ、その創作物に触れたことがあります。
一つは化物語というのがアニメ化されたときに、その第一話を深夜アニメでおそらくリアルタイムで見ました。
もう一つはこれはすでに小説としてあったものを原作にしたのだと思うのですが、とにかくこの人原作と銘打たれている漫画作品を一本か2本、漫画雑誌上で読みましたね。これはなんか若い女が探偵やってる話で、記憶喪失がどうのと言いながら、腰ぎんちゃくのような男とやり取りしてる話…。
そしてズバリ結論を書きますと、どっちもあり得ない程糞馬鹿馬鹿しい話だな、と、思いました。
化物語アニメ第一話は、なんだったっけ、戦場ヶ原なんちゃらという毎日いらいらしながら、定規やコンパスを振り回して凶器にしているキチガイ女が、なんか偉そーなインチキスピリチュアルカウンセラーに体重がないとかいう馬鹿悩みを解決してもらう話だよね…。
しかしこの話自体は何もない傲慢馬鹿のインチキ話だけど、話の流れとしては、杉浦氏の『因果娘』に割と似ている。要するにこのコンパスを振り回して世の弱者がいかに愚か者かを得意になってしゃべっているうんこ女が、杉浦氏が描く因果娘にとりあえず形だけはあたる、という事になるよね。
一つのものの良さを強調するために、ひとつの悪いものを出して、片方の良さと悪さを引き立たせる、という議論はあまりよくないものだけど、この事に関してはやはり、私自身は、杉浦氏の物語は素晴らしいし、西尾維新の物語は傲慢馬鹿のインチキ話、に見えるな。
とにかくこの世の中、インチキな創作物が、世の頭のおかしい多数派のインチキ読者に大量に売れて、インチキ業界がそこそこ成立しているようだけど、まあ別に今始まったことじゃあないし、その様子を見てイライラして嫌な思いをすることも多いけど、まあ改善する見込みはないから、永遠にそうやって腐った奴同士、狂ったおしゃべり続けていろよ、なんて思うな。
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