秋田書店(1972/7/10)
2011/3/5 47版
新刊
♪サイコキネッシス、テレパシー!
♪超能力を使うとき
♪バビル2世の髪は逆立つ〜
(実際の歌詞とは少し違います。当時子供時代、私の仲間内でこういう言葉を使った替え歌が流行ったので…)
このバビル2世というのは、私の子供時代、TVアニメーションとして非常に有名で露出していましたし、その主題歌、オープニングもエンディングも、我々世代ならみんな記憶に残って歌えると思います。
ただ私自身は子供時代、そんなに自由にテレビを観ることは許されていなかったし、この番組も少しは見て、記憶にありますが、結局テレビアニメ版も、原作もきちんと見たことはなかったんですよ…
しかしですね…。
旧約聖書の創世記に記述されたバベルの塔の話…。砂の嵐の奥に隠されたコンピューターが支配する古代超技術の塔の主である孤独な少年…。なんか今考えると、やっぱりすごい話だなーなんて思って…。すごい象徴的な寓話的な意味もあるような気がする…。
そこで、今になってこの原作をちゃんと読んでみようと思ったわけです。なんとチャンピオンコミックスで新刊で手に入るんですよね。
ところでこのバベルの塔の元の話は、我々世代はこの物語で語られた文脈で理解して、覚えているものなんですが、今手元にある旧約聖書を読んでみると、もちろん塔の話もバベルという町の名も書いているんですが、こちらではむしろ神の意図として人間たちの言葉を乱し、これもよくいろいろな言葉要するに互いに通じない外国語ですよね、これができたと説明されるような気はするんですが、とにかく人間同士のコミニュケーションを少し阻害させて、同じ場所に固まらないで、世界中に広がって住むように誘導した、こういう話が主軸になっているように読めます。
さて,そこで本編の話ですが……いやー面白い。これはすごい話だよ。エキサイティングな最上級の漫画だ…。
はっきり言って最近のインチキで傲慢だけが特徴の業界人たちが仕掛けるただただ扇情的なだけの糞漫画(しかしなぜかすごく売れる^^;;;)の1億倍面白いすごい漫画だね。
2巻以降、少しずつ手に入れて読んでいきますが、すごく楽しみ^^。